シチズン時計株式会社
今回、普段は見ることのできない古い時計を拝見し、シチズン時計株式会社さんの長い歴史を感じることができました。
昔は時計を手作業で組み立てていたというお話を聞き、大変驚きました。実際に私も分解の作業を体験させていただいたのですが、部品が細く、とても難しかったです。1つでも部品が足りないと針の速度が正確でなくなったり、動かなくなってしまったりするそうで、その話を聞きさらに緊張してしまいましたが、何とか成功することができました。仕事は責任感を持って、焦らず丁寧にやることが大切だということを強く感じました。
また「多くの人に腕時計をしてほしい」という願いから、日々使いやすく・軽く・丈夫な時計を作れるよう努力されてきたと伺いました。そして今ではその技術力を生かして、時計以外にも精密な製品を作っていると聞き、大変驚きました。歴史のある会社は長年培ってきた技術をもとに、現在も品質の良いものを作っていることがわかりました。
私はものづくりが好きなので、今回の訪問での経験を参考に、将来やりたい仕事等を見つけていけたらいいなと思っています。今回このような貴重な機会を設けていただき、ありがとうございました。
東京大学 農学部 :2019年8月21日
東大見学記
今回「人間と社会」の引率で、東京大学農学部の見学にご一緒させていただきました。見学をさせていただき、松永先生を始めとした研究室の皆様、ありがとうございました。
今回見学させていただいたのは、農学部大学院の「水圏天然物化学研究室」と「魚病学研究室」、そして総合図書館です。
まず初めに、「水圏天然物化学研究室」は海底の土を掘り上げて、その中から薬などに活用できる天然物質を探す研究、「魚病学研究室」は魚介類の病気を研究している研究室であるということを説明していただきました。研究といえば研究室にこもり、パソコンや実験器具と向き合って行うイメージがあったので、海に行き船に乗って実習するという話を聞いて、楽しそうだと思いました。研究室の中も見学させていただきましたが、私の学科では見かけない機器や本が並んでいて新鮮でした。
発表や引率をしてくださった方々も印象に残りました。水圏天然物化学研究室の説明は二人の方がしてくださったのですが、そのうち片方はスイスからの留学生でした。私の通っている大学では海外からの留学生はあまりいないので、このように外国の研究者が日本の大学で当たり前のように一緒になって研究しているのは東大ならではだと感じました。また、引率してくれた方が学部生時代はラクロス部だったと言う話も聞き、東京大学を目指す竹早生にも文武両道で合格して欲しいと感じましたし、引率している中でも教科書を片手に持っていて待ち時間では勉強していることが想像でき、東大生の勉強に対する意識の高さを感じました。
研究室見学の後は、総合図書館の方に案内していただきました。なんと言ってもゲートを通ってすぐの赤絨毯と大階段には圧倒されました。本当に図書館なのか?と感じましたが、自習スペースでは夏休みにもかかわらず物凄い集中力で勉強している姿を見てもう一度驚かされました。やはり、東京大学。学生の勉強に対しての意識、突き刺さるような集中力。勉強をしているだけなのに迫力を感じました。見学した生徒もそれを感じてくれていたら、きっと普段の勉強にもより一層身が入るのではないかと思います。
最後に、引率で見学させてもらい私も刺激を受け、レベルの高い学生たちと一緒に研究してみたいと真剣に思いました。また私が竹早生だった頃には周りの友達も含めて東大を目指す人はおらず、雲の上の存在でした。しかし、このような見学の機会もあり、近年の竹早生の中には東京大学を目指している人もたくさんいると聞きます。今年「人間と社会」の見学に参加した竹早生の皆さんも、東大合格にこだわる必要はないですが、自分のやりたいことを見つけ、それに向かって一生懸命に頑張るきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
応援しています。
(文責 2016年卒 向田 慶介)
<現役生の声>
僕は今回の体験で東大農学部の方々からお話をお伺いしたり、研究室の見学を通じて、大学ではどのような勉強するのか知ることができました。
これまで大学では「自分の専門分野しか学べない」というイメージを持っていたのですが、自由選択では外国語や体育の授業を受けられると聞いて、とても驚きました。大学にも高校とあまり変わらないところもあるとわかりました。また研究室を見学した際には、農学部の方々が静かな環境の中で真剣に研究に取り組んでいる姿を間近で拝見することができました。
この体験で大学についてより深く知ることができ、また将来のことを考える参考にもなりました。東京大学農学部に行くことができて本当によかったです。今回このような機会を設けていただき、ありがとうございました。