東京府立第二高等女学校校歌 


歌詞

 

     みいつかしこき 千代田の宮居
     国のしづめの 富士の神やま
     たなびく雲の はるけく近く
     朝夕に 仰ぐも尊し
     我が学びのや


     霞める空の 花のさかりも
     千里くまなき 月のけしきも
     上野はあれど 隅田はあれど
     ゐながらに 眺めぞつきせぬ
     我が学びのや


     かかるめでたき 庭ふみならし
     むつびかはして 生いたつ我等
     精心(こころ)も技能(わざ)もいよいよみがきて
     もろともに 世にこそ示さめ
     女性(おみな)のかゞみ


     匂う月花 精心(こころ)も清く
     秀でたる山の わざなみならず
     人の師となり 母ともなりて
     まごころに 世にこそ報(むく)いめ
     みことのまにま

楽譜